■Vol.15 No.19 通巻321号 2018年10月10日発行
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第1回 小児のかぜ 中島 俊彦 先生

中島俊彦先生
中島 俊彦 プロフィール
なかしまこどもクリニック院長

 例年、肌寒い季節になると、かぜ・感染性胃腸炎(ノロウイルスなど)・インフルエンザが流行します。2018年3月27日に、抗菌薬の適正使用の推進を目的とした厚生労働省通達が出されました。かねてより耐性菌などの問題から抗菌薬の適正使用について課題とされてきました。これらの感染症に対する治療は漢方の得意分野です。近年はかぜなどの感染症治療に漢方を活用される医師が増加しているようです。
 小児の漢方によるかぜなどの感染症に対する診療を、中島俊彦先生(なかしまこどもクリニック)に3回にわたり解説いただきます。

麻黄剤を使いこなそう

 小児のかぜを漢方薬で治すとなると、ポイントは「麻黄剤を自由自在に使いこなせるか」でしょう。麻黄湯に始まり、小青竜湯麻杏甘石湯五虎湯葛根湯麻黄附子細辛湯などにはすべて麻黄が含まれます。頻用処方で麻黄が入っていないのは麦門冬湯桔梗湯ぐらいでしょう。ですから麻黄剤を適材適所にあてはめれば治療戦略としては十分です。大人と違って、小児は麻黄剤を使っても適切に用いれば、私の経験上ほとんど副作用を起こしたことはありません。短期間に十分量を使って内服を中止することで、早く病状がよくなります。まず発熱についてABCで話を進めます。

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