■Vol.15 No.17 通巻319号 2018年9月12日発行
PDFファイル
バックナンバー一覧へ戻るテーマ別一覧へ戻る

No.401 【産婦人科漢方医が目指すもの】妊娠中、授乳中の漢方療法と留意点

中山毅先生
中山 毅  プロフィール
浜松医科大学医学部附属病院 産婦人科
 浜松医科大学産婦人科の中山 毅です。第5回目は「妊娠中の漢方療法」についてご説明させていただきます。妊娠中や授乳中といった特別な状態に対する漢方療法の注意点、さらに便秘、つわりなどのマイナートラブルへの漢方療法の考え方について、学んでいただければと考えます。
半夏/茯苓/生姜
※写真は小半夏加茯苓湯の構成生薬の一部です。

古典およびガイドラインから考える周産期における漢方の留意点

 現存する中国最古の医学書とされる、『黄帝内経素問』六元正紀大論篇に「有故無殞(こあればいんなき)、亦無殞也(またいんなきなり)」という一文があります。簡単にご説明すれば、妊娠中でもその薬が必要である病気や症状があれば危険性はなく、また胎児にも害を及ぼさないといった意味です。さらに「衰其大半而止(おとろうることそのたいはんしこうしてやむ)」といった記載もあります。この意味は、病気の大半が治ったと判断される場合は、漫然と投薬を続けるのではなく、すぐ中止しなさいということです。

続きをご覧いただくためには、ログインが必要です。会員の方はログインしてください。

会員ID、パスワードを忘れた方はこちら

まだ会員登録されていない方は、以下より会員登録(無料)してください。
バックナンバー一覧へ戻るテーマ別一覧へ戻る

TOP