■309号(2018.4.11)
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No.38 老年症候群以外の高齢者でよくみられる疾患と個の医療を重視したファーストラインの漢方の選択と意義「18.意欲低下」

大平 征宏
東邦大学医療センター佐倉病院漢方科
(Geriat. Med. 2017, 55(9),p.1041-1043より転載)
POINT
  • 意欲低下はうつ病、脳血管障害、パーキンソン病など様々な原因で生じる。
  • いくつかの漢方薬において、臨床検討で意欲低下に対する効果が報告されている。
  • 患者の状態をよく観察しながら、投与指標を参考に漢方薬を投与することが重要である。
KEY WORDS ●意欲低下 ●うつ状態 ●補中益気湯 ●八味地黄丸 ●釣藤散

はじめに

 意欲低下を来す代表的な疾患または身体状態として、うつ病およびうつ状態が思い浮かぶ。65歳以上の年代ではうつ病が高頻度にみられる。その理由の1つとして、うつ病は脳血管障害に関連して発症することがあり、意欲の障害や情動の低下を示すアパシーは脳卒中後遺症やパーキンソン関連疾患にみられることが考えられる。

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  • 記事 個を重視した高齢者医療に果たす漢方の役割

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