■302号(2017.12.20)
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No.4 高齢者に多い不定愁訴への対応

狹間研至先生
狹間 研至  プロフィール
医療法人嘉健会 思温病院 理事長
大阪大学大学院医学系研究科 統合医療学寄附講座 特任准教授

はじめに

 皆様、こんにちは。私はもともと、急性期病院で呼吸器外科を専門として臨床活動をしていました。ときにアルバイトで先輩のクリニックの外来診療を手伝いにいってはいましたが、基本的には外科疾患の患者さんが多く、痛いとか咳が出るなどの具体的な症状に対して投薬するというのが私の薬物治療の基本的なスタンスでした。しかし、8年ぐらい前から在宅療養支援診療所での勤務を開始し、高齢者の慢性期治療に携わるようになると、患者さんの訴えはそのようにはっきりしたものばかりではないということがわかりました。なんとなくしんどい、元気がない、苦しい、詰まった感じがする……などなど訴えはさまざまで、患者さんの表情を見ているとそれはいずれも深刻なんだなということがわかるのですが、西洋薬ではぴったりする薬がない。そんなときにも漢方って使えるんだなと思うことがあります。

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