臨床エビデンス

BPSD
認知症の行動・心理症状(BPSD)
認知症患者では、記憶障害や見当識障害などの認知機能障害以外に、認知症の行動・心理症状(BPSD)として幻覚、妄想、抑うつ、興奮、攻撃的行動、徘徊などがみられることが多く、ご家族にとって大きな介護負担となっています。 抑肝散は、このBPSDに対する幅広い有効性が報告され注目を集めています。最近では3大認知症(アルツハイマー病 *1、レビー小体型認知症、血管性認知症)それぞれのBPSDに対する報告があります。

認知症


アルツハイマー病(AD)*1


レビー小体型認知症(DLB)


血管性認知症(VaD)


※1 認知症疾患治療ガイドライン2010(監修:日本神経学会)に則り、「アルツハイマー病」を「アルツハイマー型認知症」全体を指す言葉として使用しています。
睡眠障害
睡眠障害(認知症、レム睡眠行動障害など)
不眠を主訴とする疾患は年々増加しており、大きな社会問題となっています。治療法としては薬物療法が主流ですが、筋弛緩作用(ふらつき、転倒)、催健忘作用、薬物依存、反跳性不眠などの副作用の問題があり安全性が確立されたとは言えません(小曽根ら. 医学のあゆみ.2012. 242, p.545.)。より安全で快適な睡眠を望む声は多く、副作用の少ない漢方薬治療への期待も少なくありません。

また最近では睡眠障害とアルツハイマー病(AD)患者の認知機能障害との関係が報告され(2009 Progress Report on Alzheimer’s Disease, NIA, NIH, U.S. DHHS)、慢性的な睡眠不足が認知症発症に起因しているという説もあります。多くの研究者は睡眠の質の改善がADのいくつかの症状を軽減する、その治療の可能性について研究を始めています。

抑肝散は、不眠症の適応症をもち、幅広い不眠に対する有効性が報告され注目を集めています。ただし、これらの報告は症例数が少なく、今後より一層多くの症例での研究結果が待たれています。

認知症の睡眠障害


レム睡眠行動障害(RBD)


精神生理性不眠症


レストレスレッグス症候群(RLS)


※1 認知症疾患治療ガイドライン2010(監修:日本神経学会)に則り、「アルツハイマー病」を「アルツハイマー型認知症」全体を指す言葉として使用しています。

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